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関東支部の活動にかかわる記録です。

1.総会の記録


 (26)2023年関東支部総会の概要


   第26回支部総会は、令和5年10月14日(土)午後に学士会館で開催された。参加者は、会場24名、オンライン10名の合計34名であった。
   総会議事の部では、近藤幹事の進行で、石川支部長挨拶、横井監査役の会計監査報告、福島幹事(本部幹事長)から本部の活動状況の話がされた。次年度役員として支部長に石川さん、監査役に横井さんが選出された。

   講演の部は、小西副支部長の進行で進められた。副総長・大学院生命農学研究科動物生殖科学研究室教授の束村博子先生(H3畜D)から、「哺乳類の生殖機能を制御する中枢メカニズム」と「社会の活性化戦略としてのジェンダー平等推進」の講演がされた。 一般会員の横山昌太郎さん(H8林M)から「森に学ぶ ~ 植物進化の歴史 × ウェルビーング~」について話を伺った。

   束村先生は、中学・高校・大学と金城学院のいわゆる【純金】であったが、研究に魅力を感じ、改めて名古屋大学農学部に進学されたとのこと。「農学は平和の学問」の使命感のもと、動物の繁殖制御機構の解明と応用を目指される一方、大学のジェンダー平等事業に携わって20年とのことであった。先生の研究は、脳の視床下部弓状核に分布し、哺乳類の生殖に不可欠な繁殖中枢であるキスペプチン・ニューロンの作用機序に関するものであった。一連の研究成果は、家畜の効率的な生産やヒトの生殖機能障害の治療などに応用できる可能性があるとのこと。
   「ジェンダー平等事業」では、全国の大学等で150回以上の講演やパネルディスカッションを行い、新聞等でも多数のインタビュー記事が掲載されてきたとのこと。ジェンダー平等を推進するには「無意識のバイアス」の克服が重要であることを力説された。名古屋大学における具体的な男女共同参画活動の結果、2015年、名古屋大学は、国連機関(UN Women)より、「女性の活躍を推進する世界10大学」として、日本で唯一選出され、ご自身も、2022年、内閣府男女共同参画局の「女性のチャレンジ支援賞」を受賞された。
   質疑応答では、「学内にも男女平等に反対する抵抗勢力もいたのではないか」などの質問があった。「20年もやっているとだんだん抵抗が少なくなってきた」、「友人の女性研究者から、学内保育園のお陰で大いに助けられたと感謝された」と答えられていた。

   横山さんは大学院後期博士課程を中退して中央官庁に入省。当時はもの凄く忙しく、上司から「今日は早く帰っていい」と言われるのが夜の11時。朝5時に帰るのは当たり前。ある年の2月深夜、気が付いたら新橋、雨の路上をフラフラ歩いていた。こんなことではいけないと退職。現在は香川県で森の案内人をされている。日本人は本当に幸せか?―との問題意識のもと、動植物の幸せを通して人の幸せを考える活動をされている。講演内容は、自然観察と自然科学の知見に基づく文明論の様相を呈したものであった。森では土が豊かになり多くの生命を育んでいる。世界で環境、資源、戦争などの問題が山積している中で、森から学ぶことの大切さを強調されていた(⇒
横山さんHP)。
   参加者は、実践と観察に裏打ちされた、スケールの大きな話に聴き入っていた。

   講演後には、松本幹事の進行で、学生歌斉唱、集合写真、参加会員の自己紹介などを行った。会場では、コロナ感染後に初めて、ビュッフェ方式での食事ができた。



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 (25)2022年関東支部総会の概要


   2022年11月12日(土)、学士会館302号室にて支部総会と講演会を開催しました。オンライン(Zoom)により全国各地からの参加も可能としました。会員の参加申込みは、学士会館で18名(実際の参加18名)、オンラインで14名(実際の参加は13名)の合計32名(実際の参加31名)でした。

【総会決議など】

   近藤裕昭さんが進行係となり、支部長の挨拶、監査役による会計監査報告、福島和彦さんによる本部活動説明(9月に一般社団法人となったことなど)がなされました。また、会則に従い次年度役員選出を行った結果、支部長に石川さん、監査役に横井さんが選出されました。(13:30~13:50)
            資料(クリックして下さい)⇒
会計監査報告PDF

【講演】

   小西千晶さんが進行係となり、次の2つの講演が行われました(13:50~15:50)。

i 「食の機能性と疾患予防の可能性」 食品機能化学研究室 教授 柴田貴広さん 平成18年応分D

   食べ物中の成分がどのようなメカニズムで作用するのかを分子レベルで解明し、未病状態(病気になる前段階)を判別できるマーカーの探索を行っていることが紹介されました。例として、キャベツなどに含まれる成分に炎症性疾患に関わる重要分子(TLR)の阻害活性があること、活性成分としてイベリンを同定したこと、バイオマーカー候補となるタンパク質の試験結果が動物実験などのデータとともに説明されました(関連⇒研究室HP/報告例)。
   〈参加者〉:「キャベツを煮てもイベリンの活性はあるのか」、「成分はどのように分離するのか」などの質問があり、「家畜や魚類の健康確保にも役立つのではないか」といった意見がありました。
   
ii 「油絵と仕事と人生と」 幹事 牧田雄介さん 昭和46年林産

   子どものときから絵が好きだったこと。山陽パルプに入社してから、工場のパルププラントの絵で岩国市長賞を受賞したこと。ブラジルでの赴任、帰国後は本社と海外出張、旭川工場、島根江津工場に勤務中も油絵を描き続け、退職後の今日も描き続けている話がありました。これまでに約100枚の絵を描いたとのことで、講演では32枚の絵が披露されました。
   〈参加者〉:「プロ並みだ。素晴らしい」、「自分も水彩画をやっているので参考になった」、「生涯継続されているので、油絵は人生と一体化している」などの感想が聞かれました。

【懇親会】

   松本武さんが進行役となり懇親会が行われました(15:50~17:15)
   全員で学生歌斉唱した後に、オンライン参加者の集合写真を撮り、オンラインは閉会しました。オンライン閉会後、302号室では講師を囲み記念写真、会食(参加者の一言)を楽しみました。岩下広和さんが閉会の挨拶をしました。

〈参加者〉:
   事務局に、会員の本山直樹さん(1968年修士 害虫学教室)から次のメールをいただきました。

 「写真をありがとうございました。久しぶりに皆様とお会いでき、楽しい時間を過ごすことができました。お二人の講演内容も素晴らしかったと思いました。
  もしかしたら80才になった私が最高齢の参加者になるかもと恐れていましたが、私より年長者が数名おられて安心しました。
  懇親会をアクリル板で仕切られた二人掛けの机で着席スタイルで、弁当を配布してしゃべり過ぎないようにビールも二人で1本と限定したのは、コロナ対策でしょうが、実際に対面で仲間と会って会食できたのは大満足でした。 幹事の皆様、ありがとうございました。」

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(24)2021年度総会の概況


   第24回関東支部総会は、11月13日(土)に、コロナ感染症対策のためZoomによるオンラインで行われました(参加費無料)。参加登録は37名、当日参加されたのは33名(集合写真は顔画像を出さない2人を含め30名)となりました。14:00に開始し、講演・参加者の自己紹介などで話がはずみ、17:45に終了となりました(文責:春日井)。

【総会決議など】
     春日井を進行係とし、支部長挨拶、特別報告「同窓会の一般社団法人化について」(本部副会長福島和彦さん)、会計報告と監査報告を若松利男さんが行いました⇒
会計監査報告(PDF)
     決議として、同窓会本部が一般社団法人に移行する前提で、関東支部会則の改正提案がなされ、承認されました⇒会則改正案(PDF))。これにより、2022年9月からは、セコイア会の正式名称は変わります。
    次期役員は、支部長に引き続き石川靖文さん、監査役は若松利男さんの後任に推薦された横井翔さんが承認されました。幹事などは、支部紹介ページの役員表のとおりとなります。

【講演2題】  副支部長の小西千晶さんを進行係として講師紹介と質疑応答を行いました。
     講演Ⅰ: 「気候変動下におけるアジア・アフリカの米増産への挑戦」という題で、山内 章教授(作物ストレス制御研究室・S62農D)から、新たな緑の革命、ケニアの米作り、愛知県の農業、乾燥や冷害に強い品種の話などのほか、学院長をされているアジアサテライトキャンパス学院についても話をしていただきました。
     参加者からは、「以前の緑の革命のマイナス面が今どうなっているか」、「食糧自給率についてどう考えるか」、「遺伝子組み換えの安全性」、「農学は平和な学問、データサイエンスなどを含めてどのように広い視野の人材を育てていくのか」、「アフリカでの作物研究の進め方は」など多くの質問が出されました。
     山内教授は「かっては水や肥料の多用による増産で格差が拡大した面があった。今は水や肥料が少なくても栽培できる技術、現地の事情に応じた技術の普及が進められている」、「輸入が6割にもなっていて生産・流通・廃棄までを考える必要がある」、「目的の遺伝子の所在が分かるようになってきたので、交配しても新品種が短時間で作出できるようになってきた」、「人材を育てるにはポストの確保が重要」などと答えられていました。

     講演Ⅱ: 「緑のオアシスづくり」を平井一男さん(S48農M・害虫学 NPO法人自然環境観察会代表理事)にしていただきました。ジャコウアゲハとウマノスズクサの関係など専門的で興味深い説明もありました。
     関連するホームページ⇒ NPO法人自然環境観察会HP 、 埼玉県のボランティア団体紹介
     参加者からは、「農村での緑のオアシスづくりは嫌われる面があるのでは」、「NPOはどのように立ち上げたのか」などの質問があり、平井さんは「調査を行って外来生物については広げないようにし、保全する種も決めている」、「当初は任意団体だったが、埼玉県に申請しNPOとした結果、県や企業の支援も得られるようになった」などの答えがありました。

【懇親会】
    近藤裕昭さんが進行係となり、参加者の自己紹介を各人1~2分していただきました。参加者は、大学の時代の所属、現在の仕事や関心事項、他の参加者との関係などを楽しく話されていました。
    全員の発言が終わったところで、横井さんの進行で、学生歌「若き我ら」を斉唱し、スクリーンショットによる記念写真をとりました(下の写真)。最後に、牧田雄介さんから、参加へのお礼の言葉があり、「来年は学士会館とZoomの併用により、支部同窓会ができることを願っている」として、一本締めで閉会しました。

(写真はクリックして拡大できます) サムネイル画像 サムネイル画像 サムネイル画像 サムネイル画像 サムネイル画像














































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(23)2020年度総会の概況


   2020年11月14日(土)の支部総会(第23回総会)はオンラインで行いました。支部では初めての企画でした。参加者は29名(途中退出者があり写真には28名)。関東地区、名古屋周辺、関西、熊本、タイ国からの参加となりました。工学部同窓会(東山会)関東支部から3名、全学同窓会関東支部から1名の参加いただきました。時間は午後2時~4時半。
   事前に支部HPに(⇒
参加票)を掲載し、参加票提出者を対象にZOOMの使い方の講習会(計7回)を開催して準備をしました。参加費用は無料。

   事務局長春日井を進行係として以下を実施しました。

【総会決議など】
    支部長石川靖文からオンライン総会開催に至った経緯などを報告し、監査役若松利男から監査報告(会計監査pdf)を行いました。その後、支部長(石川)と監査役(若松)を選出し、支部長から新しい幹事の紹介がされました。

【講演】
    生命農学研究科長・農学部長 土川 覚教授(H1林産M)から、「東海国立大学機構と農学教育研究」というテーマの講演をしていただきました。厳しい財政状況下で改革を進める大学の現状、学生の進学・就職の実態、東海国立大学機構(名古屋大学と岐阜大学との関係強化)、名古屋大学とタイのカセサート大学などとの共同の取り組みについて説明がありました。
    参加者からは、研究者当たりの研究費や学生の支援内容などの質問があり、「学部長の話はとても良かったです」などの感想がありました。

【参加者の交流】
    「どこでも乾杯」として 関西支部長の加藤壽郎さんに乾杯の音頭をとっていただきました。その後、参加者全員から、1~2分程度で自己紹介がされました。「ZOOMは個人個人の出番が明確で通常総会よりも、よりつながりが深く理解しあえる内容になったと感じております」との感想がありました。
    学生歌(若き我等)を斉唱した後で、プリントスクリーンで記念写真をとりました(参加者にはメール添付で送付しました)。
    最後に今年関東支部幹事になっていただいた、同窓会長の福島和彦教授に閉会の挨拶をしていただき、Zoomの拍手機能を使って閉会の締めを行いました。(春日井記)

2020年総会

下の写真:セコイアの木、講演時のパソコン画面、前日のZoomでの打ち合わせ

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(22)  2019年総会の概要

   2019年11月30日(土)午後13:30~17:30、 学士会館302号室にて第22回支部総会が開かれました。参加者は、講師2名と学士会事務局2名を含め29名で、うち今年の大学卒業者は2名でした。そのほかに、紅茶の講演では学士会館の職員5名も特別参加されました。
【総会決議など】
   支部長(石川)から挨拶の後、事務局長提出の前年度の会計報告について監査役(若松)から「繰越金が減少するなど厳しい状況だが、会計報告は適正に作成されている」と発言がありました。
   支部長から規則改正の提案(幹事の中に副支部長を設ける。持続的な発展のため連絡員を設ける)がされ承認されました。副支部長には小西幹事に委嘱すること、次期役員として、引き続き石川靖文さんが支部長に、若松利男さんが監査役に就任することが承認されました。

【講演】
   講演1 「驚きの性の進化史」
      松田洋一さん(名大生命農学研究科教授・鳥類バイオサイエンス研究センター長、S57畜D)から、性にかかわる先端的研究の成果が写真や図で解説されました。Y染色体の発見以降、遺伝子だけでなく、温度環境、集団内の性のバランスによる巧妙な性決定・性転換について説明がされ、哺乳類、爬虫類、魚類、昆虫などのヒトとは大きく異なった性の進化が語られました。複数の参加者から、男性の精子の減少の評価などについての質問が出されました。松田さんはその著作「性の進化史」で昨年毎日出版文化賞を受賞されています(
毎日新聞PDF)。

   講演2 「世界の紅茶とその試飲」
      三浦宣安さん(三井農林株式会社茶技術顧問・日本紅茶協会アドバイザリースタッフ、S50農化)から、世界と日本の紅茶の生産、製造法、特色、おいしく飲む方法などの話がされ、6種類の紅茶の試飲をしました。また、参加者には記念に日東紅茶の3種の紅茶製品が配られました。参加者からは「飲んだことがなかった紅茶もあり楽しかった」、「味や香り、色の違いも理解できた」などの声が聞かれました。

【懇親会など】
   リラックスタイムでは、レハール作曲のアリア「我が全ての命を捧げる」を森中定治さん(S47農学)が歌い、森中さんの指揮により学生歌「若き我等」を斉唱しました。
   記念撮影の後に、朱宮さんの乾杯で懇親会に移りました。懇親会の席で支部への寄付を募ったところ15名の方から寄付をいただきました。中締め後は11名がTHE SEVENS HOUSEでの2次会に参加しました。(写真はクリックで拡大します↓)


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(21)  2018年総会の概要

   2018年11月17日(土)午後13:30~17:30、 学士会館203号室にて第21回支部総会が開かれました。参加者は、講師も含め34名、今年卒業された者は2名でした。
【総会決議など】
   支部長(石川)から挨拶の後、事務局長(春日井)から前年度の会計報告があり、幹事会から監査役の依頼を受けた若松相談役から「会計報告が適正に作成されている」旨の会計監査報告がされました。 
   また、支部長から規則改正の提案(支部のゆうちょ銀行口座を開設するため関東支部の所在地を学士会館とすること、及び総会で正式な監査役を選任すること)があり、承認されました。
   次期役員として、引き続き石川靖文さんが支部長に、若松利男さんが監査役に就任することが承認されました。

【講演】
   講演1 「福島県の海産魚介類への放射能の影響および水産業の現状」
      木村健一さん(S36畜M、名大水産学教室助手をされた後、
国立放射線医学総合研究所で水圏放射能生態学などに携わってこられた)から福島県水産試験場の最新の調査結果とあわせて、漁業復興に向けた漁業関係者と県の取り組み・今後の課題、放射能に関する基礎知識などが紹介されました。参加者から、トリチウムなど汚染水の処理についての質問が出されました。

   講演2 「木の新しい価値をつくる」
      福島和彦さん(H2林産D、森林化学研究室の教授で一般社団法人日本木材学会会長(→福島会長のごあいさつ)、名大農学部同窓会の副会長)から、地球環境問題と森林・木材に活用について、世界と日本、研究の課題と成果について語っていただきました。参加者からは、「地球環境問題と木の価値についての考え方が結びついて参考になった」などの感想がありました。

   講演3 「ザック担いでイザベラ・バードを辿る」
      名大ワンゲル部OBの岡田常義さん(S42工学部合成化学科)・宮木建雄さん(S42年農学科害虫学教室)達は、2013~17年に延べ109名、23泊34日にわたり、越後米沢街道、羽州街道、蝦夷地、日光、会津西街道など、イザベラ・バードの辿った道を踏破されました。イザベラ・バードの旅行記を解説しつつ、旅での出会い、旅の見どころなど写真を交え話されました。→講演者の著作はあけび書房からでています。

【懇親会など】
   リラックスタイムでは、「プッチーニ:オペラ西部の娘から『やがて来る自由の日』を森中定治さん(S47農学)に歌ってもらい、森中さんの指揮により学生歌「若き我等」を斉唱しました。
   記念撮影の後に全学同窓会幹事の岸徹さんによる乾杯で懇親会に移りました。幹事の牧田さんの中締めで閉会となりました。


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(20)  2017年総会の概要

    支部総会は、2017年(平成29年)12月2日(土)の午後に學士會舘203号室で開催されました。この総会は20回という節目であり、関東支部創立40周年目にも当たります。
    参加者数合計33名(ゲスト参加4、協賛参加2,一般会員19、特別参加1、幹事団7)。
概要は以下の通り。
  【報告】「本日の総会、関東支部の現況と今後の方向について」
     ○ 支部長の石川靖文さん(S56食D)から今総会の意義、幹事の異動、事務局体制への移行、来年の予定(2018年5月26日(土)の新卒者歓迎会、2018年11月17日(土)の第21回総会)などが説明されました。
  【特別報告】 「名古屋大学と農学部・生命農学研究科の最近の動向」 
     ○ 大学院研究科長・学部長 川北一人さん(S60生化制御D)から大学改革の方向、農学部の組織の変遷と改組の状況、研究の方向(新研究分野、国際的取り組み)、農学部と生命農学研究科教育研究基金などについて説明がされました。
  【特別講演1】 「関東支部創立40周年に想うこと」 
     ○ 顧問の朱宮正剛さん(S39畜)から、支部を創設した経緯、思い出となった総会や行事、ご自身の希望などが話されました。
  【特別講演2】 「ブルボンと私、ブルボンのこれから」 
     ○ 株式会社ブルボン
代表取締役社長 吉田(松本)康さん(S54農化)から、会社の歴史、ブルボン商品、経営の考え方、新しい分野への挑戦(研究開発、海外への展開)などについて話がされました。⇒ブルボンホームページ
  講演では、質疑応答もなされました。

  レクタイムでは、日本生物地理学会会長 森中定治さん (S47農)が、はっか草 を独唱され、その後、森中定治さんの指揮で、学生歌(若き我等)を全員で歌いました。
  参加者全員で記念写真撮影を行い、學士會舘事務局からの学士会の案内の後、銘酒「名大不老」で木村健一さん(S36畜M)の音頭で乾杯を行い懇親会に移りました。会場では、田畑満生さん(S49畜D)の木彫ポートレート、牧田雄介さん(S46林産)の絵画写真をスライドショーを展示しました。午後5時10分に支部幹事の牧田雄介さんに中締めをしていただきました。
【写真】 クリックで拡大できます↓

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(19)  2016年総会の報告(関東支部長 石川 靖文(S56食D))

    関東支部では、昨平成28年11月19日(土)、東京神田神保町學士會舘で第19回総会を開催した。参加者は25名(ゲスト2名、特別参加1名)であった。
    総会では、小職から支部の現況と今後の方向について報告。また昨年7月に開設した支部ホームページ(HP)について、担当の春日井 治 幹事(S47農)が説明を行った。次いで
日本大学生物資源学部教授甲斐 藏(かいおさむ)先生(S53畜D)に「コンパニオン・アニマルと暮らす」の講演を、またOMIC海外貨物検査株式会社の原田(鈴木)亜由美さん(H19応生)に「タイでの駐在生活について」の講演を行っていただいた。原田さんの講演は、「平成の卒業生」「女性会員」の2点それぞれで、支部総会初めてのものであった。

   支部現況では、昨年総会での決定を受け、会員への連絡をメール中心とし、葉書については回答実績のある会員のみに限定したことで、案内対象会員数は502名となったことを報告。また関東地区(1都4県)以外に居住で、支部会員を希望する同窓生も出てきたので、これに対応するべく会員の条件を緩和するための会則変更を提案、全会一致で承認された。
   HPの説明では、HPをひと渡り紹介した後に、「ご自分のHPを作ってみませんか?」で、HP作成のポイントの説明と呼び掛けがなされた。HPの作成に当たっては、春日井幹事が手解きするとのことであった。
   「コンパニオン・アニマル」(伴侶動物)では、特に対象となるイヌとネコについての紹介を中心に、動物を家庭等で飼育する場合の法律や基準、飼い主に守って欲しい7か条について述べ、次いで内閣府世論調査やペットフード協会の調査を基に、日本のペット飼育の状況について述べられた。動物と人との関わりについては、TVドラマやCM、それに新聞等、マスコミに現れた画像を使って分かり易く説明していただいた。
   「タイでの駐在生活」では、OMIC社の業務内容の紹介を皮切りに、日本では経験できないようなエピソードも語っていただいた。米ポートランド支社での勤務経験との比較や、タイ王国の風習・世相・政情、それにカンボジア子会社支援での経験等、盛り沢山の内容であった。カンボジア王立農業大学に名古屋大学農学国際教育協力研究センターが協力した「スラソー」(カンボジアの伝統的な米蒸留酒)の紹介もあった。

   講演の後は、昨年9月24日開催の第8回東京国際声楽コンクールの声楽愛好者B部門で入賞された森中定治さん(S47農)に、日本歌曲「落葉松」(からまつ)のテノール独唱を披露していただいた。次いで森中さんの指揮で学生歌「若き我等」を参加者全員で斉唱したが、伴奏にはHP掲載の音源を使用した。
   その後、甲斐先生、原田さんを囲み全員で記念写真を撮影、一旦休憩の後、懇親会の運びとなったが、その前に學士會事務局会員企画課長の花山乙恵さんに「學士會事務局からのご案内」ということで、入会案内を兼ねて學士會と名古屋大学との関わりについてお話していただいた。早速1名が入会することとなった。
   懇親会では、木村健一さん(S36畜M)に発声をお願いし(「なないろ桜」改め)「盛田 純米 AR4」で乾杯した。当日が参加者の一人の誕生日であったので、まずはそれに祝意を表して乾杯。次いで参加者全員と支部発展を祈念して乾杯した後、歓談に入った。
【写真】 クリックで拡大できます↓

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(18)  2015年総会の報告(関東支部長 石川 靖文(S56食化D))

 関東支部では、平成27年11月28日(土)、東京神田神保町學士會舘で第18回総会を開催した。参加者は、申込段階では31名(ゲスト5名)であったが、当日の急な都合で4名が欠席、最終的に27名となった。前回同様、今回も全学同窓会関東支部『若鯱会』事務局長・伊藤志織さん(H6法)の特別参加を得た。ちなみに今回の会場203号室は、NHK 朝の連続テレビ小説「花子とアン」(2014.4 ~ .9)で、主人公のお見合いの場面で使用されたとのことであった。

  総会では、小職から支部現勢と財務状況を報告、次いで名古屋大学副学長(前 生命農学研究科長・農学部長)前島正義先生に「名古屋大学と農学部・生命農学研究科の現況と発展」の報告と「生命における水の役割と水分子の膜透過について」の講演をいただいた。
  その後、
一般社団法人 日本スポーツ吹矢協会 常務理事 教育部長 山田信彦さん(S36農化)に「『スポーツ吹矢』で楽しみながら健康増進」と題して、「吹矢すること」の意義を伺い、実演・実技指導をしていただいた。

  支部現勢は、会員1,218名(前年1,222名)と横這いであったが、メール連絡が可能な会員は513名(同427名)と500名の大台に達した。財務状況では、総会を毎年開催するようになった第15回以降、通信費(葉書)が財務を圧迫していることを報告。連続して返信のない葉書会員には、状況が改善するまで案内を控えることで、出席者の了解を得た。

  前島先生のご報告は、名古屋大学を世界屈指の研究大学にするべく、昨年4月ご就任の松尾清一新総長によって構想された「NU MIRAI 2020(NagoyaUniversity Matsuo Initiatives for Reformation,Autonomy and Innovation 2020)」に基づいたもので、新執行部の目標と組織(9学部14研究科)改編を中心に、大学全体と農学分野での世界ランキング、社会の変化と大学の役割などについてもお話しいただいた。
  ご講演では、生体内の水チャンネル(アクアポリン:Aquaporin、AQP)について、生体膜の特徴、細胞膜上の様々なイオン・分子輸送装置から説き起こし、生体の重要構成成分である“水”の輸送装置であるAQP の発見物語を経て、その構造と機能について、病気との関係にも触れつつ詳細にお話しいただいた。先生のご専門は、植物細胞の輸送システムのダイナミクスであるが、AQP の研究を農業分野に応用して、水利用効率の高い作物や乾燥耐性の高い植物の作出に役立てるとの抱負も伺った。

  「スポーツ吹矢」は、生来虚弱体質であった山田さんが、一念発起して「吹矢」を始め、健康体を得、師範・上級指導員にまでなり、恩返しの意味で、「吹矢」の教育・普及に努めているとのお話から始まった。次いで、姿勢、呼吸法など「吹矢」の基本動作について説明・実演の後、「体験会」に入った。山田さん外3名の指導員の方々にマンツーマンで丁寧に指導していただいたが、平均年齢約58歳の面々は、童心に還って大いにはしゃぎ、欣喜雀躍この上ない態であった。

  その後、前島先生、山田さんを囲み全員で記念写真を撮影、一旦休憩の後、懇親会に入った。支部顧問・朱宮正剛さん(S39畜)に音頭をお願いし、「なないろ桜」で乾杯の後に歓談に入った。その間も「吹矢体験会」は継続した。山田さんのお話では、関東日帰り圏内であれば、学校、町内会、サークルなど、場所と人(10名以上)を確保すれば、「吹矢の無料体験会」を開催してくださるとのことである。  (クリックすると拡大します)

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(左から)全員/前島先生/山田講師

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(左から)講演中風景/吹矢の体験






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2.第1回目からの総会の履歴一覧(講演テーマなど)
回数 開催年月日 開催場所 講師・講演テーマ 費用・参加者数(カッコ内: 会員+ゲスト)
第1回 昭和52年(1977)11月19日(土) 豪華(新宿) 江崎孝三郎: 実験動物について 会費 5,500、参加者34名
第2回 昭和54年(1979)3月31日(土) 豪華(新宿) 芦田 淳: 大学改革について 会費 6,000、参加者40名(38+2)
第3回 昭和57年(1982)11月27日(土) コロナビル(品川) 森 政弘: ロボットのお話し  東京工業大学教授(名古屋大学工学部電気工学/制御工学) 会費 3,500、参加者46名
第4回 昭和60年(1985)10月12日(土) 国際文化会館 平井篤志: 注目のバイオテクノロジー~高等植物の細胞融合による光合成機能を高める有用生産物(澱粉、蛋白質、油脂等)の増産は可能か~ 会費 6,000、参加者43名(42+1)
第5回 平成2年(1990)11月16日(金) 學士會館 柴田 勝: バイオテクノロジー植物育種への応用 会費 6,500、参加者59名
第6回 平成4年(1992)11月14日(土) ホテルスワ 施設見学:農業生物資源研究所、果樹試験場、畜産試験場、食品総合研究所、森林総合研究所、熱帯農業研究センター "会費 8,000(観光バス利用)、6,000(自家用車) 参加者56名
第7回 平成7年(1995)12月1日(金) 學士會館 山下興亜: 農学部の研究の現状とこれから 会費 7,000、参加者37名(36+1)
第8回 平成10年(1998)12月4日(金) 學士會館 青山博昭: 内分泌攪乱物質の最新の情報
並河鷹夫: 変貌しつつある農学部の近況
会費 8,000、参加者45名(43+2)
第9回  (芦田先生急逝のため中止) 平成13年(2001)7月14日(土) KKR HOTEL TOKYO (旧竹橋会館) 芦田 淳: 農学部50年の歩み
巽 二郎: 50周年事業報告
並河鷹夫: 農学部の近況
会費10,000、参加者46名(予定)
第10回 平成14年(2002)2月2日(土) 學士會館 竹谷裕之: 農学部同窓会活動の近況-50周年記念事業を終わって-
長谷川峯夫: 鶏卵の加工と利用 
会費10,000、参加者49名(48+1)
第11回 平成17年(2005)2月25日(金) 學士會館 竹谷裕之: 法人化後の農学部・生命農学研究科と同窓会活動の近況
加藤鐵夫: 都市住民にとっての森林とは
会費 8,000、参加者39名(37+2)
第12回 平成19年(2007)2月23日(金) 學士會館 鈴木國夫: 名大農学部同窓会と全学同窓会の近況
大澤俊彦: 疾病予防と機能性食品
会費 8,000、参加者32名(31+1)
第13回 平成21年(2009)2月21日(土) 學士會館 203 服部重昭:名古屋大学と同窓会の近況
岩附慧二: 牛乳のおいしさ評価
会費 5,000、参加者40名(39+1)
第14回 平成22年(2010)12月4日(土) 學士會館 302 小口美津夫: 宇宙で生きる!~人工的な地球の創造~東海大学卒/谷田沢名誉教授の研究生 会費 5,000、参加者24名(23+1)
第15回 平成24年(2012)11月17日(土) 學士會館 203 寺島典二:第三の人生 ―私の定年退官後の研究生活-
齊藤アンジュ玉藻: ヴァイオリン・コンサート
会費 6,000、参加者62名(58+4)
第16回 平成25年(2013)11月9日(土) 學士會館 302 前島正義: 名古屋大学の近況 -学術と教育の花と果実-
林  清 : 食を支える科学技術 -頭で食べて、より健康に-
会費 6,000、参加者24名(21+3) s
第17回 平成26年(2014)11月22日(土) 學士會館 302 森中定治: 昆虫少年のオデッセイ-会社勤めをしながら、趣味の研究で学位を取る-
ミニ・コンサート: テノール独唱 森中定治、ヴァイオリン演奏 小西千晶
会費 5,000、参加者27名(25+2)
第18回 平成27年(2015)11月28日(土) 學士會館 203 前島正義: 生命における水の役割と水分子の膜透過について
山田信彦: 「スポーツ吹矢」で楽しみながら健康増進-紹介と実演-
会費 6,000、参加者27名(22+5)
第19回 平成28年(2016)11月19日(土) 學士會館 203 甲斐 藏:コンパニオン・アニマルと暮らす
原田(旧姓 鈴木)亜由美:タイでの駐在生活について
会費 6,000(同伴者は4,500)、参加者25名(**+2)
第20回 平成29年(2017)12月2日(土) 學士會館 203 川北一人:名古屋大学と農学部・生命農学研究科の最近の動向
朱宮正剛:関東支部創立40周年に想うこと
吉田(松本)康:ブルボンと私、ブルボンのこれから
会費 6,000(同伴者4,000円、30未満会員は3,000円)、参加者33名(うちゲスト4)
第21回 平成30年(2018)11月17日(土) 學士會館 203 木村健一:福島県の海産魚介類への放射能の影響および水産業の現状
福島和彦:木の新しい価値をつくる
岡田常義・宮木建雄:ザック担いでイザベラ・バードを辿る
会費 6,000(同伴者4,000円、H29.3以降卒は3,000円)、参加者34名(うちゲスト6)
第22回 令和元年(2019)11月30日(土) 學士會館 302 松田洋一:驚きの性の進化史
三浦宣安:世界の紅茶とその試飲(6種類の紅茶の試飲)
会費 6,000(同伴者4,000円、H29.3以降卒は3,000円)、参加者29名(うちゲスト4)
第23回 令和2年(2020)11月14日(土) オンライン 土川 覚(生命農学研究科・農学部長):東海国立大学機構と農学教育研究
参加者全員:30秒~3分程度の自己紹介
会費 無料、参加者29名(うちゲスト4)
第24回 令和3年(2021)11月13日(土) オンライン 山内 章:気候変動下におけるアジア・アフリカの米増産への挑戦
平井 一男:緑のオアシスづくり
会費 無料、参加者33名
第25回 令和4年(2022)11月12日(土) 学士会館302号室及びオンライン 柴田貴広:食の機能性と疾患予防の可能性
牧田雄介:「油絵と仕事と人生と」
会費 学士会館6000円、オンライン無料
参加者 31名うち学士会館18名、オンライン13名
第26回 令和5年(2023)10月14日(土) 学士会館302号室及びオンライン 束村博子:「哺乳類の生殖機能を制御する中枢メカニズム」と「社会の活性化戦略としてのジェンダー平等推進」
横山昌太郎:「森に学ぶ ~ 植物進化の歴史 × ウェルビーング~」
会費 学士会館6000円(同伴者4000円、30歳未満3000円)、オンライン無料
参加者 34名うち学士会館24名、オンライン10名
第27回 令和6年(2024)11月9日(土) 学士会館302号室及びオンライン 中園幹生:
玉井桂子: